大阪公立大、生ごみ液肥のリン含有量を大幅向上することに成功

化学肥料は植物の成長に欠かせない栄養素を効率的に供給できる一方で、過剰な使用は環境バランスを崩す原因となっている。そのため、日本政府は2050年までに化学肥料の使用量を30％削減する目標を掲げ、持続可能な農業への転換を目指している。 大阪公立大学大学院の研究グループが、生ごみなどの廃棄物から液体肥料を作製する革新的な技術を開発したと発表した。これまで、廃棄物から液体肥料を作る際にリンが沈殿するという課題があったが、独自の方法によりこの問題を解決した。 具体的には、再生液肥のpHを一時的に下げてリ